
第8回日尼エネルギーフォーラムに参加いたしました
12月 9, 20242025年6月20日、ジャカルタ — PT Santomo Biomass Indonesia(以下、サントモ・バイオマス)は、6月18日〜19日にジャカルタのプルマンホテルで開催された「インドネシア・フューチャー・エナジー&グリッド・サミット2025」に参加し、インドネシアのクリーンエネルギー目標達成に向けた道筋について、地域および世界のエネルギーリーダー、政策立案者、技術革新者らと共に議論を交わしました。
同サミットの注目プログラムの一環として、サントモ・バイオマスのビジネス開発マネージャーであるエコ・ワフユ・サプトロ氏が、「発電と脱炭素化のための未来の燃料」と題したパネルディスカッションに登壇。バイオマスおよび混焼技術が果たす重要な役割について見識を共有しました。

「バイオマスは単なる移行期の燃料ではなく、インドネシアの豊富な農業資源を活用し、クリーンエネルギーを供給すると同時に地方経済を支える戦略的ソリューションです」とサプトロ氏は述べ、「政策支援とサプライチェーンの革新があれば、バイオマスは迅速かつ持続可能に拡大できます」と強調しました。
また、石炭依存からの脱却を進めるインドネシアにおいて、既存の火力発電所でバイオマスと石炭を混焼する技術は、現実的かつ即効性のある脱炭素化手段であるとし、同社がPLN(国営電力会社)の全国的な混焼プロジェクトを支援するため、安定したバイオマス供給網の構築や燃料品質の確保に取り組んでいることを紹介しました。
サミットは、インドネシアが2025年までに再生可能エネルギー比率23%、2060年までにネットゼロ排出を目指す中で開催され、業界間の連携と技術革新の重要性が改めて浮き彫りとなりました。イベント全体では、拡張可能なソリューション、分野横断的なパートナーシップ、調和の取れた規制枠組みの必要性が議論されました。
今後の展望として、インドネシアにおけるバイオマスの可能性はますます高まっています。調査によると、同国では年間1億4600万トン以上のバイオマス廃棄物が発生しており、その主な供給源はパーム油残渣、林業副産物、農業廃棄物、エネルギー作物です。2030年までには、バイオマスが電力網の安定化や地方電化を支える中核的なエネルギー源として位置づけられる見通しです。
サプトロ氏は、「バイオマスは石炭の代替となるだけでなく、地域の雇用創出、廃棄物管理の改善、農村経済への新たな機会の提供にもつながります」と述べつつ、「原料の物流、価格競争力、環境保全といった課題にも引き続き取り組む必要があります。持続可能性は常にバイオマス開発の中心でなければなりません」と警鐘を鳴らしました。
サントモ・バイオマスは、責任ある原料調達、排出量のトラッキング、地域社会との連携を重視し、インドネシアの気候目標とエネルギー強靭性に貢献する高品質なバイオマス燃料ソリューションの提供を使命としています。同社のパートナーおよびサプライヤーネットワークは、クリーンで地域主導型のエネルギーインフラを実現するという共通のビジョンを反映しています。
本サミットは、「未来のエネルギーを支える唯一の解決策は存在しないが、あらゆる解決策が適切に統合されれば、持続可能なエネルギーシステムに近づく」というメッセージを再確認する場となりました。こうした対話と戦略的連携を通じて、イノベーションを促進し、気候変動への集団的な取り組みを加速させることが可能です。
サントモ・バイオマス・インドネシアは、戦略的パートナー、投資家、イノベーターの皆様と共に、インドネシアの持続可能なエネルギーの未来を築いていくことを呼びかけています。バイオマスの可能性を最大限に引き出し、より強靭で包摂的なエネルギー経済の構築を目指しましょう。
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